Excelでは、テキストファイルも開くことはできますが、テキストファイルを開いた瞬間に内容が数式だったら計算を行うようになっています。
この原理を利用して、悪さをする計算式をテキストファイルに埋め込むウイルスのようなものが一時期発生しました。
これはウイルス対策ソフトではガードすることができません。なぜかと言うと単純なテキストファイルだからです。そのようなものにウイルスが入っているとは思いませんし、もしかしたらその文面は正規のものかもしれません。そんなことで、なかなかウイルスとして検出することは難しいのです。
そこでこのようなテキストファイルかどうか、あらかじめエクセルで開く前に各自チェックする必要があります。しかし、何百もファイルがあった場合、内容を一つ一つ開いて確認するというのは手間も時間もかかります。そこでWindowsの標準の機能を使って、あらかじめテキストファイルの内容に何が書いてあるかチェックする方法を紹介します。
エクスプローラーでファイルの検索
利用するのはエクスプローラーです。
このような悪意のあるテキストファイルの場合「cmd」というアルファベットの3文字が入っています。
これらが書き込まれているかどうかをチェックし、書き込まれているファイルを検索したいと思います。
エクスプローラーを起動します。
Windowsキー+Eで起動できますね。
起動したら、ファイルを入れているフォルダ―を選びます。
この時点でテキストファイルが5つありますが、うち4つにしか「cmd」と入れていません。
検索窓に「cmd」と入力します。
これだとどれも検索できなくなり、検索結果0になります。
ここで、検索タブの詳細オプションのファイルコンテンツをクリックします。
cmdと入力されていない、A4.txt以外のファイルが検索されるようになります。
ファイルコンテンツは、ファイルの中身も検索してくれる機能なのです。これはテキストファイルだけではなく、WordやExcelファイルも検索できるのです。
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