パソコンの世界に蔓延するちょっとグレーで便利な言葉「自己責任」についてお話します。
情報に対する免責
私のブログなどで紹介した記事なんかも、「このとおりやってみてうまくいかなかったから、その作業した時間分の保証をしてほしい」と言われてしまうリスクをはらみつつも覚悟を決めて毎日書いているのですが・・・。
なので、その対策として、よく、「このブログの記事情報を使って発生した不利益に関しては免責とさせていただきます」なんてことが書いてあります。
でも正直なところ、そんな腹の探り合いみたいな、私の性格上、そういう世知辛いことはしたくありません。
もしその通りやってみてできないことがあれば、ある程度、時間の取れる範囲で誠意をもってお答えしたいですし、そういう姿勢ではあります。
でも、直接教えに来てほしいとかに関しては、ブログ上では無理なので別途相談させていただきますが。
実際にはそこまでになると交通費、動くことに対する日当、場合によっては宿泊費も頂戴しなければなりません。
うまく動作しないので解決してほしい→では対処するのでお金を請求します。
という流れだと、めちゃくちゃになってしまうので、その一歩前に免責なの、自分で調べるかしてね、という選択があるわけです。
モノとしてのパソコン
今度はパソコンが壊れた場合はどうでしょうか。
保証期間内で修理代はかからなくても、修理に出しますと、当然何日かはパソコンが使えない状態になります。
この間、仕事が止まるのです。
これは痛い。
なので、私は予備として数台パソコンは持っています。パソコン一台あればできる仕事は、実はパソコン2台必要です。
そして修理に出すことで最も気を付けておくこと。
保存されているデータがすべて消える可能性があることです。もちろん設定も後からインストールした便利ソフトもなくなります。
これも自己責任でバックアップするなりの必要があります。
私の場合、重要なデータは、クラウドに全部入れているので大丈夫なのですが・・・。
本当の理想は普通に使っていれば壊れたり不利益なことがおきないこと。誰もが思っていることだと思います。これが普通の世の中になれば一番いいのですが。
でも機械なので壊れるのです。これはパソコンがパソコンである以上、仕方ないのです。
その仕方ないというのもどうにかなんないかなと思うのですが。
法的な解決と実質的な解決
今はトラブルが起きたときに、法的にだとか契約ではだとかで解決しようとします。
それが一つの解決策だからです。
でも、本当に大事なのはすべての人が納得できる形になることが理想なんだと思います。
「自己責任」が正しい形で運用されるようになればいいなあと切に思います。
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