次の販売一覧表があります。
ここから作成したピボットテーブルは次のものです。
あれ?なんか追加されてませんか? 元データにない「合計」で集計されています。 ピボットテーブルで項目の追加する方法を紹介します。
ピボットテーブルに計算した値を追加する
ピボットテーブルに項目を追加するには、ピボットテーブルをクリックして、ピボットテーブルツールの分析タブの中のフィールド/アイテム/セットの中の集計フィールドをクリックします。
集計フィールドの挿入ウィンドウが表示されるので名前に任意の名前を入力します。
数式を一回消して、=と入力し、フィールドの中の「個数」をクリックし、フィールドの挿入ボタンをクリックします。
さらに、「*」を入力し、フィールドの中の「単価」をクリックし、フィールドの挿入ボタンをクリックします。
すると、数式に次の計算式が入りますので、追加ボタンをクリックしOKボタンをクリックします。
= 個数* 単価
この時点で、値に追加した項目、「合計」がレイアウトされますので、行、列に任意の項目を配置します。
なお、集計フィールドの挿入ウィンドウで追加した項目は、値にしか入りませんので注意しましょう。 関数も設定できるようなのですが、
=TEXT(日付,"aaa")
のような週を求めても仕分けには使えません。
追記・データはこのままではおかしい
上の集計後のピボットテーブルの合計額、よく見ると700,000円なのです。
そんなに高くないはずです。
個数と単価をかけ合わせていますが、この個数、単価は元表の時点で縦計をしたものをかけ合わせていました。単価も縦計しています。単価は合計してはいけませんよね。
では、この機能、使えないじゃないということになるのですが、元表をこのように、上の行に商品名と単価だけを入力した行を追加します。そしてほかの単価はすべて消します。
こうすれば単価は縦計しても単価のままです。
これから作ったピボットテーブルはこちらです。
総計は全部の個数計と単価計をかけ合わせてしまうので、値はおかしいのですが、他の値は変わっていません。
=AVERAGE(単価)
の結果は合計値、
=COUNTA(単価)
の結果は1でした。ということは、もう単価は、合計値が入った時点で計算に使われてしまうということがわかりました。
=商品
の結果は0です。文字は合計しないということでしょう。
でもやっぱり、1行ごとのかけ算を素直にしたいものです。
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