パソコンの向き不向き?

○○な人は、パソコンを使うべきではない、Excelを使うべきではない。
私からしたら全く信じられませんが、そう思ってる人のツイートをよく見ます。ツイートどころか記事になっているものもいくつか見たことがあります。
真意は別にあると信じたいのですが、そのような言葉で書いてあれば必ず、私は向いていないのではないか、使ってはいけないのではないかと思ってしまう人も少なからずいるでしょう。
私の意見を述べておきたいと思います。誰だってパソコンやExcelは使っていいはずです。

パソコンの向き不向き

パソコンを教えていた経験から、パソコンに対する不向きはあると思います。というか、人間の本質的にパソコンに向いている人というのがよくわからないので、向いている人が果たしてこの世にいるのだろうかと思っています。
人にはそれぞれ性格や個性、特性、キャラクターがあります。
その中で、パソコンが使いにくいだろうなという方は確かにいます。だからといってパソコンを使ってはいけないなんて、そんなことは絶対にありません。

パソコンで苦労する人

こういう人はパソコンに向いていないかもしれない例を挙げて、どうしたら使いやすくなるかをお話します。ただ使うなという記事はもううんざりです。使いにくい性格ならこのように考え使いましょうという提案をします。私はそこまでやります。
なお、この例は、どれも私がパソコンを使ってくる中で自分自身の中にあったキャラクター達です。これをどう乗り越えてきたのかをお話します。

自信家・プライド

自信を持つことはとてもいいことです。ただ、それを他人に話せば自慢ともとられます。自分自身は知っていることを話しただけなのに、関連知識でちょっと知らないことがあるだけで知っている知識まで否定されることもあります。
人というのはそういう風にできていることを知りましょう。
否定されると、知識を持っているように振舞いたくなるのも人間です。しかし、事実、知らないことは知らないことを認めましょう。
それは、パソコン操作においてもそうで、知らないことをいつまでも知らないまま操作し続け、アウトプットできないというケースにもなりかねません。
調べる、調べてわからなければ〇分後に聞く、という決めごとをしましょう。
また、心が落ち着いている時にプライドの断捨離をしています。
もちろん必要なプライドもあります。一方で利益にならないプライドもあります。自分にとって役にたたないプライドは捨てていきましょう。私は自分の中のプライドが見えた時に「このプライド、利益になるかな」と自問自答します。
使ったことがないのに、私使ってます!使えます!というのは結局自分の首を絞めます。

自信がない人

自信がないと、パソコンを触るのも怖くなります。でも、正しい知識があれば、正しい操作をすれば、初めて触るシステムだって怖くないのです。パソコンのソフトウェアは使う人が使いやすく作られているはずです。だから、クリックなどの基本的な知識さえあれば誰でも使えるのです。ショートカットキーを使わないとExcelは使ってはいけないとかいう人もいますが、正直、ショートカットキー以外の操作方法もたくさんあるし、ショートカットキーを使わないからと言ってどのくらい操作が遅れるでしょうか。冷静に考えてみましょう。
とにかくパソコンは楽になるものです。

他人だより

自分では何もわからないので他人に聞きたい、これは自信がない人なのかもしれないし、後述の責任をとりたくない人なのかもしれません。
他の人になんでも聞いてしまう人は、自分で調べるのはカンニングと思っている場合もあります。社会に出てカンニングはいけないことでは全くありません。本やGoogleで調べてもいいのです。自分にハードルが高いことはギブアップしてもいいし、逆にギブアップするという責任の取り方もあります。先輩や他の人に聞いてもいいのですが、忘れていけないのは、聞かれていつ答えるかは聞かれた人の自由ということです。仕事が忙しければすぐには答えられないです。また、聞かれた答えは答えじゃないことも知りましょう。あくまでアドバイスです。ヒントとも少し違う。考え方が違っているところを修正してくれる程度です。仕事というのは進め方もやり方もルールに則って自分で考えるものなのです。

おっちょこちょい

おっちょこちょいは私も含め、よくあるケースなのですが、答えは一番簡単です。
確定する前に一呼吸です。具体的には、マウスをクリックする前、Enterキーを押す前、OKボタンをクリックする前、確定する前に、今範囲選択されているところが正しいか、カーソルは思ったところにあるか、一呼吸しながら確認します。
実はMOSの問題集をするとこのクセ、つきます。

認めてもらいたい

パソコンでやった成果は、認めてもらいたくなるものです。しかし、認めてもらえない場合もあります。認めほしいとアピールするのも自由だし、認めるかどうかも自由です。
認められないからといって、腐る必要はあるのでしょうか。自分の中ではよくやったものですよね。
もしも自分が作成した効率化のなにかをみんなに使ってもらおうとして使ってもらえなくても自分自身の仕事の効率が上がればそれだけでメリットになってるはずなんです。そのうえで「それ、なんか効率よさそうだね、どう使うの?」って言われたら一番素晴らしいですが、そうならなくてもメリットが少しでも発生したのであればよしとできるでしょう。
あとは提案力やプレゼン力を身に着ければ、認められることも多くなるでしょうけど、相手があることなので絶対ではないです。

責任をとりたくない

責任をとる、それが今の仕事のスタイルです。確かに大事です。責任を取りたくないからパソコンを使わない。仕事をしている以上、責任はとるものなので、それはパソコンを使おうが使うまいが関係ありません。
ただ、パソコンを使っていてあなたが責任を取らなければならないほどのミスをした時に、あなたに何が起きるでしょう。想像してみてください。責任って何が起きます?程度にもよるでしょうけど、責任取りなさいと言われることすらないかもしれません。もしかしたら他の人の仕事が増えるかもしれません、でもそれはお互い様、チームで仕事をしているのはお互いをフォローするためでもあって、もしもたったパソコンの操作一つで屋台骨が崩れてしまうのであれば、そのような体制になっていること自体が問題なのです。

猜疑心

パソコンの一番の敵は、疑うことです。今の世の中、「なんでも疑え」という風潮があります。これはジャーナリストならそうかもしれませんし、間違ってはいけない仕事の時はその考えも大事です。特にパソコンは中身がどうなっているかわからないブラックボックスであり、パソコンの中の仕組みやどう作られているかまで知るとなれば相当な時間と勉強の苦労をしなければなりませんし、そこにすべての人が決まった時間で到達できるとは限りません。
まず、目を向けるのは目の前で起きている事実を認めることです。ExcelではSUM関数で合計が正確に求められる。その事実に、です。そしてそれが世の中で広く問題なく使われていることも知りましょう。さらにその機能があるメリットにも注目しましょう。時間が大幅に短縮されるのです。もし間違っていても手作業に比べてやり直しを50回くらいできる時間ができることも事実です。

まとめ

究極、パソコンを使えなくたって仕事はできるし、パソコンを使いこなしている人が偉いとか、もしそんな風に思っているのであれば、それは本当に間違いでビジネス上の役職はありますが、それはあくまでビジネス上、パーソナルでコンピュータを使う時はあくまで1個人であって、人間の価値はみんないっしょです。他人と比べず、正しく楽しくパソコンと付き合っていきましょう。

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