パソコン教室の選び方

パソコン教室には様々な形態や特徴があります。
一番いいのは、自分の求めている目標に到達させてもらえる教室を選ぶのが一番良いですし、ひとそれぞれ状況も違うので通いやすさというのもパソコン教室選びには大きな要素です。

今回はあまり大きな声では言えないパソコン教室の裏事情を踏まえたパソコン教室の選び方を紹介します。

パソコン教室の教える形態

パソコン教室にはいろいろな教える形があります。
あまり一般的ではないのですが、覚える知識によって次の形式を組み合わせて教えてもらうのが一番コストパフォーマンスいいと思っています。

セミナー

先生が前に1人で大人数に対して教える形式です。一斉に同じことを教えられます。

ビデオ

自分のペースでビデオを見ながら学習できます。都度わからないことは何らかの形で質問できます。

マンツーマン

1対1のレッスンです。プライベートレッスンともいいます。単価は高いのですが知りたいところだけを受講生ごとに違う特性に合わせて教えることができるので、私のメインの教える形態になっています。

個別レッスン

マンツーマンではありません。もっと違う名前になればいいのに。
講師1対受講生4~8人のレッスンです。一人ひとり違うことを覚えています。テキスト通りに操作してわからないところを聞くという形なのですが、いい教室ではインストラクターのテクニック次第でパソコン力が一番伸びる形態でもあります。
私もパソコン教室時代はこの形態で教えることが多かったのですが、質問を待ちません。こちらからもうそろそろ悩みそうなポイントだなという時に後ろに立って操作を見て、アドバイスをします。マンツーマンだとずっと見てるような形になるのですが、程よくほったらかしにされるので、自分でなんとかやっていくという力が一番付きます。
そういえば、悩みそうなポイントで受講生からの質問を聞く前に答えてビックリされたこと、日常茶飯事であるんですけど、この形態で教えているインストラクターには結構ついてしまう超能力です。

パソコン教室が掲げる目標

パソコン教室やコースによってパソコン教室が目指しているところが違います。
これもよくリサーチして自分に合うか見てほしいところです。

基礎力と応用力

ほとんどのパソコン教室がこれです。
はっきり言うと基本が初心者から、応用が基本以上の機能の操作です。基本で機能の操作を覚えて応用でその機能を使った応用操作ではありません。
なんかパソコン教室って前からそういう風に言うんですよね。

ビジネス活用

本当の意味での操作の応用はビジネス活用という分野になります。ただ、これも練習問題を繰り返すだけの場合もあるので、どんなテキストを使うのか、出来上がりだけでも見せてもらうといいかもしれません。

短期集中

短期コースと設定されていますが、本当に時間がない時は便利なのですが、パソコンの勉強は熟成の時間が必要だと私は思っています。
また、教室によってはあまりレベルの高くないコースとして設定されている場合も多いです。

楽しく仲間を探す

パソコン教室は楽しくなければ覚えるのもつらいのですが、サークル活動のように先生に提示された課題を一斉に操作してみんなで作り上げていくような教室もあります。ブレイクタイムではお茶の時間などがあります。

パソコン教室が固い、難しいという声に答えた形となっていますが、ビジネス活用をしたい人には少し物足りないかもしれません。

試験対策

試験合格を目標にしている教室は明確です。資格試験に合格するのが目標です。ただ、資格試験を合格するためだけの勉強は実はあまり身になりません。攻略法を覚えてしまえば合格の目標には届いてしまうからです。私は従来から試験勉強もスキルアップの一つと言っています。試験対策の模擬問題集を試験としてだけ考えたら身につかないものでも、こんなケースで実務では使ってるんだよとかの情報を補足してくれる教室だといいですね!

レベルアップ

パソコン教室では、初めにコースを設定し、そのコースを卒業したら次のコースを案内します。
それは、一人一人のレベルに応じて、状況などを見て、次はこの道があるんじゃないかと提案するのです。するはずなのです。できるはずなのです。
私も当然します。というか普段のレッスンの中でその受講生の特性を見ながら、どういう風に勉強していったらよりよいパソコンの使い方ができるか見えるのでご提案という形で思いついたレッスンの後にちょっとお話しています。
話を聞くのはタダなので聞いてもいいと思います。これからのパソコンライフが変わるので。
ただその説明時間が長かったり、話の内容が嫌だなと思ったりしたらその時点で断る自由もあります。
なんか嫌だと思うのは、一通りおいしい話をしてやる気になった後に「ただし・・・」と言ってデメリットを話すのは私的に絶対に頂けないと思っています。

パソコン教室の契約期間

パソコン教室の契約期間は2か月以内のものが多いです。というのもパソコン教室は特定商取引法の対象となっていて2か月を超え、契約金額が5万円をこえる場合は、クーリングオフなどの対応をしなければならないからです。

しかし、契約期間が2か月で覚えられることには限界があります。ビジネスで使えるくらいのWord、Excel術を習得するには2か月では足りないです。また、資格試験も半年に1回というものもあります。それは勉強期間に半年以上かかるというものだからです。2か月の中ではとても覚えられません。

そのようなニーズに対しても2か月期限のコースしか設定できないのであれば、それは特定商取引法をリスクと感じている教室です。リスクと感じているのであれば様々なことに対してリスクを減らすという運営体制といえますし、平気で2か月以上のコースが設定できるのであれば、生徒のニーズ第一で考えてくれる教室といえるでしょう。

料金形態

パソコン教室にかかる料金は、入会金、コース料金または月謝、テキスト代などです。機器使用代がかかる場合もあります。
看板には入会金無料とだけ書いていますのでこのあたり見えないのですね。
入会金がいつまでも無料のケースもあったりします。
パソコン教室の場合、基本的にキャンペーン以外のディスカウントはありませんが、相談すれば、コースを再設計して通う回数などを調整して予算にあう場合もあります。
また、パソコン教室によっては補助金などの制度も使える場合があります。
はじめに金額提示をしないというケースもあるのですが、金額重視でなら他の説明の前にはっきり聞いた方がいいでしょう。

テキスト

テキストは出版社のテキストを使う場合とオリジナルのテキストを使う場合があります。どちらでも差はあまりありませんが、時々教える順番が絶対に間違っているオリジナルテキストを使っているケースもあります。はじめの段階でテキストを見せてもらってもそれに気づけないないです。この辺は口コミやネットの評判を参考にするということになるでしょう。

検定

資格試験を目標にしている時にポイントになるのは、試験会場になっているかどうかです。
試験会場になっていると普段のレッスンの場所で受験できる場合もあるので、普段のレッスンが試験の予行練習になります。

学習順

Excelを覚えたいとパソコン教室に行ったのだけど、Word講座から始めることを勧められたという場合もあるでしょう。
これは、実は覚えやすくするためのインストラクションテクニックのひとつです。
全くの初心者の場合、アクションに対してすぐに結果が出た方が実感がわきますが、Excelの場合、一つの具体的な計算書が出来上がるまでにたくさんのことを覚えなければなりませんし、かなりな時間がかかります。もちろんキーボードに慣れていなければもっともっと時間がかかり、そのうちに嫌になってしまう受講生を多く見ています。
Wordは、入力してホームタブだけでビジネス文書を完成できるので早く成果を出すことができます。
理想的なWord、Excel、PowerPoint、Accessを覚える順番で並べると次のようになります。
Word初心者レベルでパソコンの使い方を知り、→Excel初心者レベルでパソコンの便利さを知り、→Word応用レベルでビジネス文書を知り、→Excel応用で自動化を知り、→PowerPointで画面表現と図形について知り、→Accessで業務効率化について知るという流れです。

まとめ

まず気軽に話を聞きに行ってみましょう。今は個人情報保護法があるので、住所とか連絡先を聞かれても後でもう連絡しないで情報を抹消してといえば、しつこく案内されるようなことはありません。それでも案内されるときは消費者センターで対応してくれます。
これからパソコン教室を始めようとしている方にも参考になればと思い書きました。私でよければパソコン教室の監修、プロデュースもできますので、ぜひご連絡ください。

このネタ、書きはじめると節操なく書いてしまうので、後で思いついたものは追記していきます。

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