Excelで何かの仕組みを作るとかということはたくさんあると思うのですが、なにせそれによって効果があるのかどうかわからない時もあって、作るのに二の足を踏んでしまうのですが。
でも、ひとつひとつの仕組みの開発がものすごく短時間で済んでしまったら、いろいろなリスクは回避できますよね。ということで、仕組みを作る時の開発時間を短縮するという話です。
開発時間
開発時間とコストは、そのものを作った後、どのくらいの時短になってコストで考えてどのくらいの損失が防げるか、それをどのくらいの時間で達成するのかを考え開発することになるでしょう。
開発するのに1年かかって、一日に2分しか時短できなくて、1年後にもっといいシステムが安価で世の中に出てきてしまった、というのはあまりにも残念で仕方ありません。
1年後のことなんて予想できないですしね。
それ使えるの
せっかく作ったものでも、全社的なプロジェクトだとしても、使うかどうかは使うユーザー次第で、もし使いにくかったり思ったほど効果が出なかったり、あいつ作ったもんなんか使ってやるもんかって思う人もいるかもしれないです。
なので、使えるかどうか別にして、それがとってもいいもんなんだよって伝えるには実物があって、実際に業務上で効果を上げて、その会社内で使わないことには仕事にならないくらいまでの存在感を出し、説得力で見せつける必要があります。
プロトタイプ
だからと言って予算は限られているでしょう。効果があるかどうかわからないものだったら特に。
なので、自分がこういうのを使えるよってアピールするには時間を作らなければなりません。それは日々の業務を効率化して時短して作る必要があります。なので、地味かもしれないですけど、1時間に5分の時短ができるテクニックとかも積もれば大事なんですね。
積み上げてできた短時間ではあるけど、そういうものを開発する時間があれば、できるだけ短時間で開発したいですね。
そんなときは、凝った作りにせずに、調べなきゃわからないものはできるだけ排除、頭の中にある知識と限られた時間だけで作れるものでカッコ悪いかもしれないですけど作っちゃうって大事です。
機能だけというか、人にアピールしたいポイントの機能だけちゃんと動けばいいのです。
それを私はプロトタイプって呼びます。
ガンダムのせいでプロトタイプって高性能ってイメージもあるのですが、世の中の正式用語でも本当のお試し品の必要な機能のあるものだけのものを指すようです。
VBAとExcelの共同作業
フルにVBAで作るとしっかりするものができるかもしれないですが、そのためにはやりたいことをVBA何とかでググるというとんでもない工数がかかってしまうので、Excelの関数でできるものはExcelの関数でやりましょう。条件付き書式や入力規則もExcelの機能を使って。
そうすればVBAでは必要最小限のものを使えばいいだけなので、簡単です。
将来的にがっちり使いこみたいときは、フルVBAと言わず、そのようなシステムをC#などのプログラムで作ってしまったほうがいいのかもしれないですね。その辺はコスト次第です。プロトタイプで十分な場合も多くあります。
実際にExcelとVBAのいいとこどりで作ったもの
以下の予約管理システムはExcelの機能とVBAをいい感じでチョイスして作ったものです。
作成時間はブログ企画として考えはじめてから2時間で、実際には1時間くらいでできちゃうかと。
結構ここまでできちゃうんですね。簡単に。
こういうものを教える
これを作る記事をブログで書こうと思ったのですが、いったいどんなレベルの誰に向けた記事なのかというとなかなか難しくて、表現しにくいものでした。
Excelもある程度使えて、VBAも組めないことには理解してもらえないと。
だから、ブログでは難しいかなと。
そして例えばこれを作る手順を開設した一冊の本とした場合も、あっちこっちの知識が前提になってしまうので総合的なExcel力と、なによりこれで予約を取って、どんなふうに効率化ができるかを分かってもらわないと、この内容の30%くらいしか魅力がなくなってしまうのです。
ということで、これはハンズオンで、なぜこうしなければならないとか、こうやるメリットがあるからこうするみたいなことを自然に入っていくような形じゃないと伝わらないかなと思い、講習会ですることにしました。
こういうツール作りってハンズオンが一番吸収できるかもしれない。
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